GKグラフィックス創立40周年記念 ロゴ・VI計画
GKグラフィックス
GK Graphics 40th Anniversary: Logo and VI
GK Graphics
Category: Branding, Design Study Date: 2025
創立40周年にあたって、私たちは自らの原点をとらえなおし、これからのGKグラフィックスを考える契機としたいと考えました。
1970年頃、GKデザイングループ創設者の榮久庵憲司が、オランダのグラフィックデザイナー、ウィム・クロウエルと出会いました。クロウエルが共同設立したトータルデザイン社の、総合的で体系的なデザインの考え方は、GKの掲げていた「総合デザイン」とも親和性が高く、二人は同時代的な問題意識を共有していたと考えられます。その後、トータルデザイン社から独立したアンヌ・スティンストラがGKに迎えられ、GKのグラフィックデザインの方向性が形づくられていきました。 当時のGKメンバーはスティンストラから、グリッドシステムや合理的なタイポグラフィによる構造的なデザイン手法とともに、情報の意味を組み立てながらデザインを構築する姿勢を学びました。これは後年、CI、VI計画やサインシステムといった、大規模で体系的なデザイン業務を支える力となります。こうして私たちは、広告を中心とするグラフィックデザインの潮流とは異なるかたちで、産業と結びつく独自の道を歩んできました。
今回の40周年ではこの原点に立ち返り、今日の表現として再構築を試みました。グリッドシステムによって情報に秩序と明快さを与えるレイアウトと、基調色には当時から機能的色彩として使われていたWarm Redを採用。さらにクロウエルのNew Alphabetと、体系的なファミリーを持つ書体 Universを再解釈して用い、全体のビジュアル・アイデンティティとしました。New Alphabetの「4」と「0」をモチーフにしたシンボルマークは、クライアントとGKグラフィックス、デザインと社会など、さまざまな関係が交差するさまを表しています。そこに生まれるコミュニケーションの質をさらに高めていく、私たちの姿勢の象徴です。
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